小松左京「復活の日」(1964)とトランプ大統領のアカウント停止に思う

小松左京「復活の日」1964年 (映画版(1980), 英語版「Virus: The Day of Resurrection」) 「日本沈没」より前の作品。

渡邉英徳先生@Facebookより

「まったくバカげたことだ。そして、このバカげたことの原因は、アメリカはじまって以来の、バカげた大統領──シルヴァーランドによってつくられたものだ……。 そう──あいつは……ほとんど考えられないくらいの極右反動で、まるできちがいじみた男だった。南部の大資本家と称するギャングどもの手先で……二十世紀アメリカのアッチラ大王だった。 憎悪、孤立、頑迷、無智、傲慢、貪欲──こういった中世の宗教裁判官のような獣的な心情を、”勇気”や、”正義”と思いこんでいた男だ。世界史の見とおしなど全然なく、六年前にはもう一度”アカ”の国々と大戦争をおっぱじめるつもりだった。 なぜ、こんな男を、アメリカ国民がえらんでしまったのか、いまだにわからない。私は軍人ではあるが、あの時ばかりは、アメリカの後進性に絶望した……」 ──小松左京「復活の日」より。

引き金は未知の生物兵器、南極以外の人類は死に絶え、自動報復攻撃システムのおかげで大地震を誤認して核攻撃がはじまる。

バカげた大統領と、反共の将軍…。

現実がSFに追いついてしまうのは

嬉しいことではないけれど

トランプ大統領のアカウントはTwitterによって止められてしまった

予想通り 
@realDonaldTrump
は消されてしまった
擁護するつもりはないが
最後の方は暴れ出した民衆をなだめるような動画投稿をしていたにもかかわらずTwitterに削除されていた

自由と民主主義の国アメリカの
根底が揺らいでいる
もしくは自由なTwitterの終わりの始まりか

幸にして東西冷戦とは少し異なる様相だけど

民主主義の自由、SNSの自由の二重構造

最後には革命家に利用されて

磔にされるのかもしれない

もしくはTwitter自体が中国陰謀論に呑み込まれるのか…

実際にはSNSによって力を得る人々すべてが考えていかなければならない問題かもしれない

この年末年始、息子の共通テスト/現代社会の勉強付き合いで、世界の思想史を近現代まで読み込んだり俯瞰したりしていたのだけど、

21世紀の思想はそこまで体系づけられていない。

歴史の教科書がアップデートを止め、子供も大人も書籍を読まずに動画と検索で知識をダウンロードして済ませる…。

研究者でも産業の人でもいい

文学でも娯楽作品でもいい

法律や政治思想だって構わない

2025年ぐらいまでにそれぞれの専門家が振り返って、情報世界で起きた人類の歩みとして整理しておかないと、人類は忘却と無限ループの中に、消費と破壊だけやってきた歴史になってしまうね。

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