大学でハラスメント事件が起きた時に考えること

本エントリーは こちらのツイートの増補版です。

これ処分のあった先生を擁護する気はないんだけど、じゃあ大学は無断欠席 2 回する学生にどういう言葉で伝える指導とか教員教育をしてるのかな? 純粋に再発防止策を知りたいです。

なお、自分は神戸大やその学生さん、教員の皆さんに攻撃的な気持ちは一切ありません。

結構近い話を近しい大学の先生からお聞きして、 自分も教員なので、いつこういうこと(ハラスメントで処罰される)になってもおかしくない、 現在の日本の大学にはそういう危険な要素がある、という認識でそれをどうにか(個々人のハラスメント加害者の反省とは別に)、良い方向に変えられないかと思って書いています。

参考に共有されるのは構いませんが、あくまで一個人の考えなので、所属組織や自組織に紐づけたり、 これを印刷して「こういうこと書いている奴がいるぞ」みたいな恣意的な使い方で回覧させるのはおすすめしません。

きっかけとなった悲しいニュース

「殺すぞこら」「完全にダメ人間」 神戸大、暴言の准教授 2 人を停職 #Yahoo ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/d1b9537ddc7d990d75f719b1507235f5e08b133a

この手のハラスメント記事があったときに考えるファクト ・学生のモラル崩壊(よくある) ・アンガーマネジメントができない先生(よくある) ・再発防止策として教員教育を行なっていない、報告書にも載せない(よくある) ・被害学生以外のヒアリングをしない(闇) ・ヒアリング担当の先生が実は黒幕(闇)

稀によくあるのは、 カウンセリングとかヒアリングという立場をとって、学生の弱みを利用して、自分にとって都合が悪い教員を排除するためにハラスメントを使う例。それは冷静に見れば教員間のパワハラ、アカハラなのだけど、裁きに自覚がない → みんな怖いから理不尽だけど言うことを聞く → いずれ毒牙

大学のプレスリリースにはない朝日新聞の独自取材と思われる箇所なんだけど

この准教授をめぐって 13 年以降、10 人以上の学生が研究科へ被害を相談

研究科は准教授にその都度注意したが、大学に報告はしていなかった。人事課は「隠匿とは認められないが、研究科の対応には疑問が残る」としている。

大学 → 各教員への落ち度 ・過去 10 年間「そういう学生」に対する統一した対応方針が展開されていない。 ・出席不良で落単なら、通知なりで対応でよく、叱咤激励は求められた行動だったのかどうか

研究科内の問題 ・言葉尻が問題か?

大学 → 研究科 ・処分の矛先 ・リリースから再発防止が読み取れない

https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/2022_03_04_01.html 教員の懲戒処分について 2022 年 03 月 04 日

学生に対し、人格否定の発言や、常軌を逸した暴言を繰り返した准教授 2 名(いずれも男性、40歳台)の行為が、神戸大学職員就業規則第58条第1項第9号「ハラスメントと認められる行為があった場合」に該当することを確認し、同規則第59条第1項第3号の規定に基づき、それぞれ「停職1月間」の懲戒処分としました。 両事案の概要は別紙の通りです。

教員の懲戒処分について【事案1の概要】(PDF 形式) https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/general/2022_03_04_01-01.pdf

教員の懲戒処分について【事案2の概要】(PDF 形式) https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/general/2022_03_04_01-02.pdf

ハラスメントの防止に向けて https://www.kobe-u.ac.jp/info/project/harassment/index.html

もし、ハラスメントが起き、調査委員会が調査した結果、加害が確認された場合、加害者は懲戒の対象となります。 ハラスメントを防ぐためにハラスメントをなくすためには、”人を大切にする気持ち”が何よりも大切です。

たった 2 行でわかる、教員は人として扱われず、大切にされていない現状。

学生の落ち度 ・自分だけ良ければよい、と考えていないか ・通報先が健全に機能しているか ・先生方のイジメ、特に先生同士の人格否定とか、理不尽な不問率などの「象牙の塔」にロジカル/クリティカルシンキングが働いたのか

いずれそこの大学で働くことになったり、残念なリリースが出る事になる…

そんなわけでまとめると、やっぱりこういうリリースが出たときに世間はこう問うべき…

・大学はモラル崩壊した学生や教員にどういう方針をもっているのかな ・先生方に教育をしてるのかな? ・被害学生はその後どうなったの?プログラム的にはどういう流れ? ・純粋に再発防止策を知りたいです

最後に、被害に遭われた学生さん、処分に巻き込まれた学生さんやご家族に祈りを捧げます。 この問題は多くの場合は教員にあると考えられてしまいますが、根は大学経営者層と学科長ハラスメント対策委員の先生の考え方などの要職にあります。 各大学の事例や姿勢をオープンに公開する必要性を感じます。

それから言葉尻を捕まえて処分対象の先生を吊し上げるやり方ですが、 ハラスメントの原則として「どんな言葉を言ったか」ではなく「相手がどう感じたか」によって判定されます。

言葉が優しかろうが曖昧だろうが標準語だろうが河内弁だろうが、相手(この場合は学生)が「傷ついた」と感じれば通報対象

これは(あらゆる語を禁止ワードにする方法よりも)通報のセンサーネットワークとしては有効と考えますが、一方では一時通報先の処理能力によっては危険性をはらみます。

例えば経営管理室のようなリスク管理をする部門なのか、学科の先生のように直接的な利害関係がある教員が受ける場合では違う。

今回の神戸大のケースでは、ハラスメント通報先がそのまま一次対応をおこなっており、10 年見過ごされてきた問題だったという事が読み取れます。さらに周りの先生も視界に入ったまま見過ごしてきた可能性すらあります(担当教員を変更するなどで対応するので見えないはずはない)。

再発防止策が重要です

仮に一時通報先が経営管理室だったとしたら?学科の先生が問題なのか、学生さんの捉え方や修業姿勢に問題があったのか、具体的には「本人が先生を変えるか大学を変えれば問題ない問題なのか?」は判定できた可能性があります。

そこで仮に本人や親御さんと訴訟になった場合に起きるリスクを見て判断。

さらに再発防止に向けて、各教員への周知や学生への通知対話方法について、教員研修や契約書などで展開が図られる必要があります。 (少なくとも DHU ではそうです、株式会社立大学だから、とは思いません)

教員側としては、学生へ要らぬサービスをして裁きにかけられては堪らないですから定義が必要です

学生さんたちも、迂闊に「このハラスメントボタンを押すと楽になるよ…」という誘いに乗るのはおすすめしない…『それを押したらどうなるのですか?』を訊いて、それが今回みたいなプレスリリースになる姿をきちんと認識しよう。教授と差し違えてもその大学を良くしたいなら訴える先はそこじゃないかも

(心神喪失しているから難しいが) まずは「死ぬ前に大学を辞めよう」

これは基本原則で、大学中にある象牙の塔の謀略や理不尽なルールは、大学を抜ければ何の意味も成さない。それに苦しめられて死んだら損。

・親に相談 ・親が弁護士

なお医療機関は最終解決手段にはならない(被害額算出にはなる)

死ぬ前に大学を辞めるというのは仰る通りだと思うのですが

ついやした時間、学費生活費や卒業と内定をすべて捨てて(学部の場合)高卒で再スタートもなかなかリスクが高いので、

その判断もなかなか難しいかもです。仰る通り元気がないと辞める発想にも至りません……

https://twitter.com/reo_nag/status/1500331333507510273?s=20&t=y4Hzqdvt2xRUxmV81HfwCQ

多くの場合は先生と学生の相性問題に帰結する場合が多いので、一次相談が学科内になっている大学は多いです。

ただそこで「チェンジ」を掛けられる先生が暴走し、チェンジを判定する先生が暴走すると、チェンジされる先でも同じ問題が起きます。 当の学生さんが無事なら良い、だけど再発防止策はない

感受性が高い学生と、複雑なご家庭と、思いやりがある先生が、だいたいギロチンにかけられるので…祈るばかりです

生きて抜けられてよかったです

https://twitter.com/o_ob/status/1500326128854376454?s=20&t=y4Hzqdvt2xRUxmV81HfwCQ

実は学生さんだけでなくて 先生からもいろんな相談されるのです 大学はまだわかりやすい方で 小中学校や高校などは、むしろ地域の反社会的な方々に先生と一般市民の子どもたちが巻き込まれる例とかもあります(刑事事件になるべき内容、しかし舞台は学校でしかも未成年)。

公務員の方々も多いですね…

イジメが起きる場所は、とかく加害者と被害者だけに目が行きがちですが、実際にはそれを管理している少数の方々や、視界には入っているけれど無言で済ませてきた方々がいらっしゃいます。

多くの場合は力の非対称、そして心の摩擦を検知していたにもかかわらず放置している人々が真の戦犯な時もある

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